こんばんは、FP奥久です。
今日は投資信託の話です。
業界では投信(とうしん)と言います。
業界でない人も投信と言う言葉はご存知ですよね
では「眠り口銭」(ねむりこうせん)ってご存知ですか
私はこの言葉を初めて聞いた時、眠り?光線?・・・・・・は?
全く何のことやらわかりませんでした。
答えは、信託報酬のことです。
証券会社等がお客様に投信を販売した時、販売手数料をもらえます。
これは普通の商取引で考えると、大根を1本50円で仕入れて
100円で売ると言う商売ではなく、定価10,000円の携帯電話を
1個売ると、手数料として3,000円もらえる、と言う感じ。
で、信託報酬はこの携帯電話をお客様が使っている限り
販売業者は何もしなくても継続的にお金が入って来るというしくみです。
ですから従来、「お金を集めて⇒それを貸して⇒金利をもらう」といった
ビジネスモデルであった銀行、郵便局、信用金庫、農協等には
とてもありがたい商品となりました。
販売すれば良いだけで、貸し倒れリスクがない商品。
大歓迎です
そのような商品をゲットしてしまったので、銀行もインターネットバンキングを導入し
⇒インターネットで投信を販売する動きとなったわけです。
お客様がインターネットで投信を買っても、窓口で買っても
販売手数料や信託報酬は同じ金額入ってくる。
インターネットで勝手に買ってくれれば、手間がかからないから
少し手数料をまけても採算は取れる、というカラクリ。
それにしても意外と手数料を払っている投信ですが、
利益を上げられれば、手数料なんか払えば良いのです。
投資に興味を持つと、世の中の動きに関心を持ち、
以前より情報に敏感になるでしょう。
「預金が一番」と思って何もしない人よりは、
楽しい人生になるかもしれません。
ちなみに私は投資が大好きで~す