第71回 証券税制と預金金利 

こんばんは、FP奥久です。

今日は秋の気配でいっぱいですね。

お客様訪問の帰りに立ち寄ったデパートでも洋服がかなり秋物に

入れ替わっていました。

秋はオシャレが楽しい季節ですラブラブ

今年の秋冬は何色が流行るのでしょうか?

さて、6月に改正が決定した証券税制の話。

私のように少額資金の個人投資家にとって特に好ましいと思えた内容は、

①株式の譲渡所得・配当所得の税率が10%に据え置き

②デリバティブ取引内の損益通算が出来、損失が3年繰り越し可能

といったあたりでしょうか。

①の10%税率は、申告分離課税なので、

株式運用益を他の収入と切り離せ、かつ、

本則税率20%の半分の税金で良いわけですから大歓迎です。

確実に利益を上げられるのであれば、株式運用は税金面ではかなり

お得だと思います。

②はFXの店頭取引、市場取引、日経225先物、日経225オプションなどの

税率が20%の申告分離課税になったことも大きなポイントです。

ただし今年中は総合課税なので、気をつけましょう。

投資環境の良くない昨今、政府としては、証券会社を助ける意味でも、

証券税制優遇策をとったのだと考えられます。

そのことに関連してひらめいたことがあります。

預貯金の税率が20%と言うのは普段はあまり意識しませんが、

あらためて考えてみると、この税率がたとえ40%になったとしても

みんな預貯金はやめないでしょう。預貯金金利そのものが

低いので、私なんかはあまり利子を気にしたことはありません。

政府はこういう部分の増税をすれば良いのに・・・。

そして預貯金金利が減れば、日本人はもっと資産運用を真剣に考えはじめ、

株式投資や債券投資にも資金が集まり、証券会社の収益も上がり、

お金に無頓着な人も減るのではないかと思ったのです。

いい方法だと思うのですが、いかがでしょうかニコニコ

関連記事

  1. 第19回 投資の見通し(続編)・・・日本株・・・第11回の裏…

  2. 第102回 マーケットがパニックだ!

  3. 第136回 東京証券取引所が異例のコメント

  4. 第47回 投資判断

  5. 第107回 金融機関のリスク情報開示義務

  6. 第10回 ソフトバンクの社債

PAGE TOP