こんにちは、FP奥久です。
今日の日経新聞朝刊の中では、インドのムンバイからの記事が目に付きました。
NPO法人「ドア・ステップ・スクール」運営のバス学校の話です。
私はムンバイがボンベイと言われていた頃、一度行った記憶があります。
当時、大変驚いたのは、海岸沿いの歩道にズラーと人が寝ていたことでした。
それも日本のホームレスのような感じではなく、若者や家族が大勢で・・・・・。
このような光景は現在の日本では考えられないことです。
私はタクシーに乗って通ったのですが、寝ていた人達の中には高貴な顔立ちの、
とても路上生活者とは思えないような人も大勢いました。
外の風景とは対照的に、レストランの中の風景にも驚かされました。
特に女性はインド特有の豪華なドレスで、金の装飾品をたくさん身につけており、
私のようなみすぼらしい服装の女性は一人もいませんでした
貧富の差の大きな国だとは聞いていましたが、「こういうことなのか」
と実感させられました。
記事では、「直近の統計によると、ムンバイの人口は1247万人。
うちスラム(路上生活者含む)は960万人で過去10年で5割増えた。」
とあります。現在では私の見た景色以上に路上で寝ている人が増えている、
と言うことでしょうか
ちなみに東京の人口は約1300万人。路上生活者は1677人(東京都HPより)
世界の人口は約68億人。
WTO(2011)発表の2009年時点の統計を参考。
中国 約13億5千万人
インド 約12億人
アメリカ 約3億1千万人
インドネシア 約2億3千万人
ブラジル 約1億9千万人
日本 約1億2700万人
モナコ 約3万3千人
この統計によると世界人口の3割~4割が中国とインドにいると言うことに
なります。この二国は新興国の中でも経済成長率が目覚しく、
第56回の私のブログの裏づけにもなるでしょうか
日本の政治は確かに大きな問題を抱えていますが、
世界を見回すと、私達はとても恵まれた環境で生活出来ている、
ということは確かです。
アメリカ国債の格付けが下がり、世界経済に一時的な混乱が生じた
としても、私達は悲観的になる必要は全くなく、むしろ日本は今後も
「世界の中で、最も恵まれた国の一つ」であるということに変わりないと思います