第114回 円高は日本の経済力の象徴  

こんばんは、FP奥久です。

高温多湿の夏が過ぎ、湿度も程良く、気温も程良い秋、

残念ながら今日の東京は一日雨。

それでも、電車に乗れば目的地に難なく到着出来る日本は恵まれています。

最近は、日本企業の海外進出、買収記事が気になりました。

この動きは円高の後押しもあり、また将来の日本の消費環境の縮小を

見越しての動きであると考えられます。

日本の周辺、アジアには世界の中でも高成長が見込まれる国がたくさんあります。

実は今の世界経済を見ると円高は日本にはメリットだと思えてきました。

なぜなら、アジア諸国に進出してそこでモノを作り、

勢いのある消費市場に売るには好都合だからです。

急激な円高は、対応について行けないことから、否定的に受け止められます。

それでも日本人はとても頭が良く忍耐強いので、

時間とともにそのショックを受け止め次なる手段を考え、

海外生産の強化と言う対応策を実行しようとしています。

為替とは通貨の交換レート、つまり国の経済力が強いほど通貨も強いということ。

言ってみれば、円高とは他国と比較して日本の経済力の強さを示しているということ。

円高はヘッジファンドが作ったものではなく、世界経済の反映である、と。

私達は失われた10年、ずっと不景気、デフレ等とぼやいていますが、

暴動も起こらず、餓死する人もいない。

世界の国々と比較するとずっと平和に過ごしています。

為替介入は日本企業が円高に対応するための時間稼ぎになればよい、

つまり円高歓迎で良いのではないか、と思える昨今です。

為替が1ドル50円になったからとて、恐れる必要が無いと思っている私は

間違っているのでしょうか?

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