第130回 保険会社の財務力 

こんばんは、FP奥久です。

今日はタイツ、ブーツ、ツイードのロングスカートを履いて、

マフラーをして、と完全武装してみました。

それほど寒くはなかったのですが、用心、用心。

世界経済の混乱を受け、日本でも金融機関の資本の健全性が

問題になっています。


金融機関の中でも保険会社の財務健全性を見るときは、

ソルベンシー・マージン比率という数字が使われています。

計算式の中には保有株などのリスク資産が盛り込まれ、

2011年度決算から見直される計算式を使うと、各社の数字が低下します。

数字が大きいほど、支払い能力が高いとみられるわけですが、

200%を切ると金融庁から早期是正措置が取られることになっています。

しかし、過去破綻した保険会社は200%以上のソルベンシー・マージン比率を

保っていましたので、数字の高い会社を選だほうが、より安心です。

保険会社を選ぶ場合、保険料の安さや保障だけで選ぶのではなく、

会社の財務力も考慮して選びましょう。

日本の生命保険会社は生命保険契約者保護機構と言うセーフティーネットに参加

しているので、万が一破綻しても責任準備金の90%まで保証してくれること

になっています。そういっても責任準備金は商品によって違い、通常、

責任準備金は解約返戻金と同じ程度の金額なので、

掛け捨てといわれる保険ではゼロです。

保険は、事故(病気も事故と表現します)が起こった時にきちんと

給付してもらったり、解約返戻金のある保険を解約した場合、

しっかり払ってもらえないと意味がありません。

安い保険が良い保険、だとは決して思わないで下さいね!

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